悪をなさず善きを行なう
悪いことはするな、善い事を行なえ。と釈尊は仰ったようです。
法句経(183番)に
もろもろの悪(あしき)をなさず もろもろの善(よき)を行なう
おのれのこころを淨(きよ)くす これ 諸仏の教えなり (七仏通誡偈)
というのがあります。
これは百一歳になられてなお活躍中の松原泰道氏の訳です。いまから35年ほども前に氏が「法句経入門」というタイトルで出版した本(祥伝社・NONブック)にあります。当時ベストセラーになりました。
釈尊はなぜ悪いことをするな、善い事を行なえと仰ったのでしょうか。
人生を深く考える人、‘哲学’される人は、様々な事例を挙げて説明されることでしょう。でも私にはそうした頭脳も知識もありません。
したがってごく浅い解釈に、そしてあっけない結論になってしまいますが、次のように受け止めています。
心は、肉体と同じように使えば使うほど育つから、発達するからだと。
自分の好ましいほうの心が、好ましくないほうの心より勝ってくるにつれ、心持が明るく、また軽くなるような気がしませんか。そんなときは姿勢も正しく、気分も前向きとなり、悪いことなど考えるようなことはしないものです。
そこで私が強調したいのは、好ましい状態のときの心持を、心地よさを味わって欲しいのです。意識して実感して欲しいのです。
この心地よさ、好ましいほうの心の喜びは神や仏の心、神や仏がいま喜んでいるんだなぁと思ってもよいのではないでしょうか。
なぜならば神の心と人の良心(やさしさとか)は同質と思えるからです。
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